この記事を読んでいるということは、少なからず今、子育てで大変な思いをされていると思います。
大丈夫。その暗いトンネルは必ず終わりがきますよ。
何を隠そう、私も経験しました。その孤独で長いトンネルを通り抜けてきました。
この記事では、3人育児の限界でノイローゼだった頃の経験談をお話しします。
・毎日限界で逃げ出したい
・育児が全然楽しくない
・やっていける自信がない
そんなママさんにこの記事を読んで「私だけじゃないんだ」と共感し、ホッとしてもらえらた嬉しいです。
育児ノイローゼの経験談
3人育児に限界を感じた春
現在、9歳・6歳・4歳の子育て真っ只中のパルパルです。
忘れもしない、あれはまだコロナの脅威を感じ始めたばかりの春のこと。
当時、長男は入学式が延期になったまま宙ぶらりんの新1年生。
長女は入園式を終えたものの、登園は控えるよう言われていた年少さん。
次女は動きたい盛りの1歳。
両実家は、高速で2時間離れた県外。
長期休暇のたびに帰省させてもらっていますが、日帰りでちょこちょこ遊びに行ったり、体調が悪い時に気軽に助けてもらえる距離ではありませんでしたので、基本的に夫婦で助け合い子育てをしていました。
当時、専業主婦だった私。
春休み以降、外出自粛が要請され、毎日3人の子供たちと家の中で過ごす日々。
初めの頃は「せっかくだからみんなでうどんを作って食べよう!」とか「今日はお弁当を作ってベランダでピクニックだー!」と、それなりに楽しもうと努力していました。
しかし、いつになっても終わらない春休み。
始まらない小学校・幼稚園。
退屈になってくる子供たち。
まだ遊び相手を必要とする長男の相手をし、まだ手のかかる長女と抱っこ抱っこの次女。
朝がきて、みんなにご飯を食べさせ、散らかった食卓を片付けている間に「ママー!!」と呼ばれ中断。長女のトイレ補助をしていると、次女がリビングで何かやらかし、やっと片付いたら学校から大量に送られてきた宿題のプリントを一緒にやる。その間、長女には塗り絵をさせ、次女も真似っこしたくてテーブルによじ登りお兄ちゃんのプリントに手を伸ばしてしまい…。気づけばもうお昼の時間で、また作って食べさせ、テーブルの下を掃除し片付け…
気づいたら、「あれ?私今日何も食べてない。」っていう日もザラ。
朝いれた紅茶を昼にチンしたのに、夜レンジを開けて冷め切った紅茶に気づく日もありました。
もう自分の時間なんて、トイレの間くらいですよね。
トイレだって下の子がついてきてゆっくりできない。
常に3人に「ママー!」「ママ見てー!」「ママあれどこー?」「ママ遊んでー!」「ママー!」
目も耳も手も足りなくて、キャパオーバー。
イライラして怒鳴ってしまったり、怒らなくていいようなことまでガミガミと止められなかったり。
もしタイムマシーンがあるなら、あの時の私のところへ行って助けてあげたい。
今振り返っても、ちょっと記憶がない期間があるほど、毎日をこなすことに必死でした。
そんな毎日が続いたある日。
買い物に行った時に「あぁ、このままどこか遠くに逃げてしまいたいな」って思ったんです。
そして「でももう逃げられない。あの子たちのお世話をしなくちゃ。私はもう一生こんな惨めな生活をしなければいけないんだ」と息苦しくなったのです。「逃げられない」ととても怖くなったのを覚えています。
なんでもない時にポロポロ涙が止まらなくなって。
子供たちを「可愛い」と思えなくなって。
イライラして余計に怒鳴ってしまう自分が嫌で。
こんなキャパなのに、なんで3人も産んでしまったんだろうと本気で後悔したり。
「死んだら楽になれるかな」なんて思ってしまった日もありました。
今思うとかなり限界が来ていたんだと思いますが、当時の私は「でもお母さんたちみんな頑張っているし!」「泣いても辛くても逃げられない。やるしかない。」と頑張り続けていました。
「あ、やばい」と感じたあの日
そんな私が客観的に「あ、限界だ」と感じた瞬間があります。
その日は買い物に行った時から、ぼーっとしていて、考えても考えても夕飯のメニューが決まらなかったんです。
仕方なくカレーに決めて、その材料だけを購入して帰りました。
いざキッチンに立つと、カレーの作り方がわからないんです。
何十回も作っているはずのカレーなのに、順番がわからないんです。
何分もキッチンにいるのに、何も進まない。
この時初めて、「あ、私おかしくなってる」と気づきました。
育児ノイローゼだった私に教えてあげたい5つのこと
その後、どうやってその状態から抜け出せたのか、正直よく覚えていません。
しばらくしてやっと小学校も幼稚園も再開し、日中の負担が少し減り、運よくトンネルを抜け出すことができましたが、もう少し自粛期間が長かったら…どうなっていたか怖くなります。
心から「幸せ」と思える日々を送ることができる今、当時の私に教えてあげたいことが5つあります。
1.大変なのはあなたのせいじゃない
大変なのは、要領が悪いからとか、心が狭いからとか、母親に向いてないわけじゃないよ。
誰だってキャパオーバーになるほどの責任と仕事量なんだよ、子育ては。
だからどうか自分を責めないで。それはあなたのせいじゃない。
心のバランスが壊れてしまうほど、激務だってこと。
それだけ真剣に向き合ってきたってこと。本当にお疲れ様。
2.頼れるものに頼ろう
だから、頼れるものにもっと頼ろう!
どう頑張ってもキャパオーバーなら、どんどん頼ろう!
それは人でなくてもいいと思うの。1番はパートナーや親や友達かもしれないけれど、例えば乾燥機付き洗濯機や食洗機。電気圧力鍋。安くないからポンっと買えるものではないけれど、あなたの時間と健康を考えたら絶対に価値がある買い物になる。お皿洗いが大変なら、一時的に紙皿だっていい。夕飯をお弁当にしてもいい。楽しよう、もっともっと。
3.それはホルモンバランスのせいかもしれない
あまりに悲観的になってしまう時や、攻撃的になってしまうなら、それはホルモンの仕業かも。
私は PMS(月経前症候群)がひどく、感情のコントロールができなくなる時もありました。
「逃げられない」「一生こんな日々が続くんだ」と悲観的になる時には、起きていても良い考えが思い浮かばないことがほとんど。寝よう!身体も頭も休ませて充電しておこう!
そして生活に支障が出るようであれば、ピルの服用で改善されることもあります。
私は婦人科を受診し、ピルの処方を受けたのですが、本当に嘘のように楽になりましたよ!
4.共感してくれる人を見つけよう
自分の気持ちを共感してもらえたり、同じ環境で頑張っている人がいると本当に励みになりますよね。
私はちょうどコロナ禍で、ママ友や母と話す機会も減っていたので、とても孤独でした。
主人は育児にも協力的ですが、やっぱり母親の大変さは経験者しかわからないことも多々ありますよね。
なかなか全てを理解してもらうのは難しいです。
共感してもらうのはパートナーだけじゃなくていいですよね!今はSNS上でも繋がれる世の中です。
大変さ、辛さをわかってもらうだけで気持ちが楽になるよ。
5.物理的に距離を取るのはいけないことじゃない
私は知らず知らずのうちに「母親は子供が起きている間はずっと相手をしないといけない」と決め込んでいました。
専業主婦だったから、余計にそう思っていたのかもしれません。
家事が終わって手があけば、絵本を読んだりクッキーを一緒に作ったり公園へ行ったり。なるべくテレビやYoutubeも見せませんでした。
でも、いいんですよね。優しいママでいるために、ママにだって休憩が必要。
姿が見えると「ママー!」「ママー!」が始まってしまうので、例えばYoutubeを30分見せているうちに、別の部屋でママもぼーっと過ごしていいと思います。もちろん安全は確保しながらですが、物理的に距離を取ると案外子供もその遊びに集中してくれるんですよね。
「ママちょっとお隣の部屋で休憩してくるね!」って、今は言えるようになりました(^^)
まとめ
今思い出しても胸がギュッとなる経験。
この記事を書きながら、よくあの時を乗り越えたねって自分を褒めてあげたくなりました。
小さいお子さんがいればいるほど、本当に大変ですよね…。
時間は平等に流れます。どんなに辛くても、1年後には子供たちも1歳歳をとり、自分でできることもどんどん増えていきます。だから大丈夫!終わりは来ます!
この記事を読んでくださった、どこかで必死に頑張っているママが、少しでもホッとできれば嬉しいです。
一緒に子育て頑張りましょうね!