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花粉症が半数になる!?日本政府が驚きの花粉症対策へ!

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そもそもなぜ日本はスギ花粉症が多いの?

「今年は去年の○倍も多く花粉が飛びます」など、年々ひどくなっていくばかりのスギ花粉。

私も含め、周りのママさんたちもみんなひどい花粉症に悩まされています。
まだ幼稚園生の子供たちですら、花粉症になっていたり。

そんなスギ花粉に対し、国家規模の対策が打ち出されることになったというニュースが!

・国が打ち出した花粉症対策って?
・いつ頃効果が期待できるの?
・そもそもスギ花粉がこんなにひどいのはどうして?

この記事を読めばこんな疑問がスッキリ解決しますよ。

スギ花粉の要因

まずは、どうしてスギ花粉が国民病と呼ばれるまでになってしまったのか、メカニズムを知りましょう。

杉の普及

まず根本的に、スギ花粉の大元である杉の木がシンプルに多い。
スギは日本国内で非常に一般的な樹木であり、都市部や農村地域を問わず、広範囲に植えられています。そのため、日本には多くのスギの林が存在し、花粉の放出源が豊富なんですね。

気候との相性

また、日本の気候がスギの花粉放出を後押ししてしまっています。
日本の気候は四季がはっきりしていますね。一年を通して寒暖の激しさが特徴でもあります。

スギの花粉は春に放出されるため、寒暖の差が花粉放出に影響を与えます。
寒い冬が終わり、お出かけしたくなるような心躍る季節こそ、スギ花粉がガンガン飛んでいるのです。

遺伝的な要因

スギ花粉症は遺伝的な素因が関係していることをご存知でしょうか?

もちろん両親が花粉症じゃないのに、自分が花粉症になってしまった!という声もありますが、大抵は親のどちらかが花粉症で、子供も花粉症になってしまうケースが多いのです。日本はスギ花粉症の遺伝的な素因を持っている人が比較的多いため、感受性が高い人が多く存在している可能性があります。

政府の打ち出した対策とは?

日本政府は、花粉症に関する関係閣僚会議で、花粉の発生量をおよそ30年後に半減させることを目指すなど、対策の全体像をとりまとめました。

30年後に花粉量を半減させることを目指す

①発生源対策
②飛散対策
③発症・曝露対策

①発生源対策

スギの人工林の伐採規模を拡張し、杉の面積そのものを減らすという対策。
現在の年間およそ5万ヘクタールからおよそ7万ヘクタールへと拡大し、10年後に杉の面積を2割程度減らす予定。

森林伐採ということですので環境に与える影響は心配ではありますが、「アレルギー源をなくす」というのは根本的な対策となりますので期待ができそうです。

②飛散対策

花粉の飛びにくい苗木の生産を拡大し、10年後には苗木全体の9割以上を花粉の飛びにくいものにする対策。
詳細は、年内に策定される「林業活性化・木材利用推進パッケージ」に盛り込まれます。

また、最近では朝の天気予報でも花粉予測があったりと、国民に対して正しい情報を提供する技術も進歩してきています。今回の対策では、AIなどを用いた詳細な気象データを提供し、民間事業者による花粉の飛散量予測の精度を高めることもするそうですよ。

③発症・曝露対策

最後は「予防」ではなく、スギ花粉を発症してしまった人に対する対策です。

現在でも

  1. アレルギー患者の医療負担を軽減するための取り組み
    (日本ではアレルギー治療にかかる費用の一部が健康保険で補償されます。政府はアレルギー治療の対象となる診療科目や医薬品の範囲を広げるなど、を行っています。)
  2. 研究と科学的根拠の確保
    (花粉症やアレルギーに関する研究を支援し、科学的な根拠に基づいた対策の推進を図っています。)

といった対策は行われていましたが、今回の新たな対策として舌下免疫療法の普及に向けて、治療薬の生産量を今の4倍とすることなども決めました。

舌下免疫療法を始めた友達がいるけれど、とっても簡単みたい!

まだチャレンジする人が少ないぶん、効果のデータが限られるけれど、今後注目されていきそうですね♪

まとめ

今現在、スギ花粉に対して国家レベルで色々な対策をしていることすらあまり知りませんでした。
この忌々しい花粉を軽減しようと対策を練っていたとは、心強いですね。

対策を始めてすぐに結果が出るわけではないため、長い目で見ることが大切ですが、若い世代の子たちが更に生きやすい世の中になることを願うばかりです。

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